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Rakuten UN-LIMITの対応バンドは? 端末選びは対応バンドよりもココを見るべき!

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20年4月8日、待望のRakuten UN-LIMITがスタートしました!

Rakuten UN-LIMITは、データ通信無制限に加えてかけ放題がセットになり、海外への通話も無料、更に、SMS送信無料という驚きの新プランです。

毎月のスマホ代を安くしたい方や、無制限のデータ通信回線を求めていた方にとっては、乗り換えを検討している方も多いのでは無いでしょうか。

ただ、契約する前に自分の持っている端末が対応しているかどうかを調べなければなりませんね。となると、重要なのは対応バンドです。

今回はRakuten UN-LIMITの対応バンドと、バンドが対応している機種でも使えない機種がある可能性について解説します。

目次

Rakuten UN-LIMITの対応バンドは?

Rakuten UN-LIMITには、4Gエリアのバンドと5Gエリアのバンドがあります。

20年4月現在、Rakuten UN-LIMITで主に使われているのは4Gサービスの方です。5Gのサービスはまだスタートしていませんが、総務省から電波の割り当ては受けています。

一応5Gのバンドについても解説しておきますが、いつサービスがスタートするのか分かりません。当面の間、重要視するのは4Gのバンドだけになりそうです。

4Gエリアのバンド

Rakuten UN-LIMITの対応バンドは、主に2つに分かれています。楽天自社回線エリアの1700MHzと、auローミングエリアの800MHz帯です。

Rakuten UN-LIMITのサービスエリア詳細で見てみると、濃いピンクの部分と薄いピンクのエリアに分かれていますね。

この濃い部分が楽天自社回線のエリアで、1700MHz帯のバンド3が使われています。それ以外の薄いピンクのエリアはまだ楽天自社回線が整備されておらず、auから電波を借りているローミングエリアです。

auのローミングエリアでは、主に800MHz帯のバンド18及びバンド26が使われています。

 

 

5Gエリアのバンド

20年4月現在、5Gサービスはまだ開始していませんが、楽天モバイルは5G用の電波を総務省から割り当てられています。

具体的には、n257のミリ波帯の電波と、n77という6GHzに近い電波帯が割り当てられています。

ですので、もし楽天モバイルが5Gのサービスを開始するならこの電波帯が使われるはずです。

 

 

今後対応バンドが増える可能性もアリ

楽天モバイルに割り当てられている電波帯はまだ少ないですが、今後のサービス拡大によっては新たな電波帯が総務省から割り当てられる可能性は十分あります。

なぜなら、Rakuten UN-LIMITで使われている自社回線では1700MHzが使われていますが、この電波帯だけで全国エリアをカバーするのは不可能だからです。

1700MHz帯の電波は特性的に電波の反射や回り込みが弱く、ビルの隙間や地下鉄、屋内、山間部などでは電波が届かないところが多く発生してしまいます。

このため、Rakuten UN-LIMITではエリアをカバーするためにauから電波を借りていますね。

auから電波を借りている状況ではauに多額の利用料を支払うことになるため、黒字化するには早期に自社回線エリアを広げていく必要があります。

自社回線エリアを全国に広げていくには、1700MHz以外にも電波の回り込みが良い電波帯を割り当てて貰う必要があり、今後どの電波帯が割り当てられるのかについては総務省の判断次第となります。

ですので、Rakuten UN-LIMITではサービスエリアの拡張に伴い、新規割り当て電波に対応した端末でなければ自社回線エリアが狭い、なんて事も起きてくると予想しています。

また、1700MHzだけでは1つの電波に通信が集中してしまうため、利用者数が多くなると極端に通信速度が遅くなってしまう可能性が懸念されます。

ドコモやau、SoftBankではキャリアアグリゲーションという技術で、通信速度を速めたり電波の安定性を確保していますよね。

キャリアアグリゲーションとは、複数の違う電波を束ねて通信を行う技術のことです。ドコモでは、以下の画像のように、5つの電波を同時に使っています。

Rakuten UN-LIMITでも新規電波帯が割り当てられれば、このようなキャリアアグリゲーションの対応もあり得るでしょう。

この時も、新規の電波帯に対応している事と、キャリアアグリゲーションに対応した端末が必要になります。

このように、いずれにしても楽天モバイルのサービスが向上するに従って端末の買い換えが必要になる可能性は高いです。

Rakuten UN-LIMITで使うスマホを選ぶ際は、今後新規に割り当てられるバンドも考慮に入れておきましょう。

Rakuten UN-LIMITはバンドに対応しているだけではダメ!

ここまで、Rakuten UN-LIMITの対応バンドについて解説してきました。

一般的には、キャリアのバンドと端末の対応バンドが一致していれば問題なく使えるというのが周知の事実ですよね。

でも実は、Rakuten UN-LIMITを利用するにはバンドに対応しているだけでは使うことができません。

これは、スマホ本体が楽天自社回線に接続するために必要な、技術的な対応がされていなければならないからです。

ですので、SIMフリー端末などで対応バンドが合っていたとしても、楽天自社回線には接続できない可能性があります。

これはRakuten UN-LIMITのQ&Aにも次のように書かれています。

[質問4]楽天モバイル以外で購入した楽天回線の対応製品は使用できますか?
[回答4]弊社ネットワークに必要な技術対応がなされていない場合、同じモデルの機種であっても、ご利用いただけない可能性がございます。楽天モバイルにて、ご購入いただいた機種を動作確認済みとして推奨しております。

よく、格安SIMの契約には、docomoやau、SoftBank等を解約した後の端末を使い回しすることがありますよね。Rakuten UN-LIMIT基地局で使われている周波数(対応バンド)は、1700MHzのバンド3とauのローミングエリアで使われる800MHzのバンド18及びバンド26です。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1225018.htmlより引用

auの端末はこの2つの周波数に対応しているので、Rakuten UN-LIMITでも使えるかもと思うかもしれません。

しかし、Rakuten UN-LIMITで使われているネットワークの技術は、仮想化ネットワークという新技術で構築されているので、auの端末では対応していない可能性があるのです。

これは、海外で販売されているSIMフリー端末なども同様です。なので、Rakuten UN-LIMITを契約する際は、対応バンドだけにとらわれず、きちんと楽天自社回線に対応した端末を購入するか、楽天モバイル公式サイトで動作確認済み端末を確認して下さい。

楽天モバイルの公式サイトでは、SIMカードを入れ替えて使える機種についても案内されています。

Rakuten UN-LIMITに対応した機種一覧

Fujitsu Connected Technologies
・arrows RX
Google
・Pixel 4
・Pixel 4 XL
HUAWEI
・HUAWEI nova 5T
・HUAWEI P30 lite
・HUAWEI nova lite 3
OPPO
・OPPO Reno3 A
・OPPO Reno A 128GB
・OPPO A5 2020
・Reno 10x Zoom
・AX7
・R17 Pro
・Find X
SAMSUNG ELECTRONICS JAPAN
・Galaxy A7
・Galaxy S10
・Galaxy Note10+
SHARP
・AQUOS R5G
・AQUOS sense3 lite SH-RM12
・AQUOS sense3 plus SH-RM11
・AQUOS sense3 SH-M12
・AQUOS sense3 plus SH-M11
・AQUOS zero SH-M10
・AQUOS R2 compact SH-M09
・AQUOS sense2 SH-M08
・AQUOS sense plus SH-M07
・AQUOS R compact SH-M06
・AQUOS sense lite SH-M05
Sony Mobile Communications
・Xperia Ace

※この他最新の機種については、楽天モバイル公式サイトの楽天回線対応製品一覧をご確認下さい。

SIMカードを入れ替えて使える機種についても、順次更新されていく予定です。最新の対応機種一覧については、楽天モバイルの公式サイトで確認して下さい。

Rakuten UN-LIMIT対応機種を確認する!

もし、これ以外の機種を使いたい場合は、実際の所SIMカードを挿してみないと使えるかどうかは分かりません。

ですので、もし手持ちの端末でRakuten UN-LIMITを使う場合は、SIMを挿してみてダメだったら諦めるくらいの人柱的な覚悟で挑みましょう。

不安な方は、楽天モバイルの公式サイトで販売されている機種を購入するのが安心です。

Rakuten UN-LIMITの対応バンドは? 端末選びは対応バンドよりもココを見るべき!まとめ

以上が、Rakuten UN-LIMITの対応バンドと、注意点でした。

ここまでの流れをまとめると・・・

  • Rakuten UN-LIMITのバンドは自社回線とau回線の2種類
  • 楽天自社回線は1700MHzのバンド3
  • auローミングエリアは800MHzのバンド18とバンド26
  • 5Gは、n257とn77に対応
  • 今後はサービス拡大に応じて新規電波割り当ての可能性もアリ
  • Rakuten UN-LIMITの回線は特殊なので、対応端末以外は使えない可能性アリ
  • 確実性を重視するなら楽天公式サイトで端末を購入しよう

という感じになります。

Rakuten UN-LIMITはサービス開始したばかりなので、動作確認済み端末が少なく、実際に使えるかどうかはSIMカードを挿してみなければ分かりません。

また、総務省からの新規電波割り当ての可能性もあるため、自前の端末で使う場合は自己責任となります。

このあたりも含め、トライ&エラーが楽しめる方は面白い回線になりそうです。

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