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Rakuten UN-LIMITのサービスエリアは? エリア内の圏外に注意❗

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20年4月8日に楽天モバイルは携帯事業に参入し、4G通信と5G通信が月額2,980円で使い放題になるRakuten UN-LIMITを発表しました。

Rakuten UN-LIMITは、データ通信無制限に加えてかけ放題がセットになり、海外への通話も無料、更に、SMS送信無料という驚きの新プランです。

毎月のスマホ代を安くしたい方や、無制限のデータ通信回線を求めていた方にとっては、どんなサービスなのか、通信エリアはどのくらいなのか気になりますよね。

ここでは、Rakuten UN-LIMITのサービスエリアと対応端末、楽天自社回線の注意点と今後の5G通信の展望について解説します。

目次

Rakuten UN-LIMITのサービスエリア詳細

楽天モバイルは20年4月に携帯事業に参集してから、そのエリアを着々と広げています。

サービス開始当初は楽天自社回線エリアが東名阪に限られていましたが、22年現在では殆ど全国的に楽天自社回線エリアが整備されてきました。

上の画像は、22年現在の楽天モバイルのサービスエリアですが、確認してみると山間部を除いて日本全国にサービスエリアが展開されていることが分かりますよね。

ですので、基本的には日本全国どこでも使うことが可能です。

ただ、地方ではまだまだ楽天自社回線エリアが整備されていないところが多くあります。楽天自社回線エリア以外のエリアでは、残念なことに無制限通信が行えません。

無制限通信が行えるエリアかどうか確認するには、楽天モバイル公式サイトのサービスエリアを拡大した際に表示される、「楽天自社回線エリア」と「パートナーエリア」で分かります。

無制限エリアと5GBエリアの詳細

これは、関東周辺を拡大した楽天自社回線のエリアマップです。

よく見ると、ピンクの濃い部分と肌色の部分に分かれていますよね。濃いピンクの部分が、楽天モバイルが基地局を整備している「自社回線エリア」で、肌色の部分がauから回線を借りている「パートナーエリア」です。

楽天自社回線のエリアでは、データ通信が無制限に利用することが出来ますが、auから回線を借りているパートナーエリアでは、通信量が5GBに制限されてしまいます。(5GBを超えると1Mbpsに速度制限)

ですので、一見すると全国で使えるように見えますが、楽天モバイルが謳っている無制限通信を行うには、まだまだ限られたエリアに限定されているのです。

楽天モバイルは携帯事業に新規参入したばかりで基地局の整備がまだまだ追いついていません。これは仕方のないことですが、期待していた人にとっては少しガッカリですよね。

でも、楽天モバイルは数年かけて基地局を全国に展開すると述べています。あなたの住んでいる地域が、今は無制限データ通信のエリアで無くても、数年後には対応する可能性があります。

焦らずに期待して待っていましょう。

また、Rakuten UN-LIMITでは5G通信にも対応しています。

これは東京周辺を拡大表示したサービスエリアですが、よく見ると所々に青緑色のエリアが見えますよね。

この青緑エリアが、5G通信を提供しているエリアです。

5G通信を行うには対応端末が必要な上、エリアもまだまだ広くありません。ですので、自宅周辺が5Gエリアになったらラッキーくらいの気持ちで基地局が整備されるのを待ちましょう。

 

東京以外の地域では、名古屋、大阪、京都、神戸なども無制限通信に対応しています。

これは名古屋市周辺を拡大表示したものです。名古屋市一帯とその周辺も無制限エリアに対応していますね。

名古屋の5Gエリアはかなり限定的なので、今後の基地局整備に期待したいところです。

こちらは、大阪周辺を拡大したものです。大阪と神戸市、奈良市のほぼ全体が無制限データ通信のエリアになっていますね。

また、大阪や神戸、奈良の一部にも5Gエリアが整備されています。

今後楽天自社回線エリアがどのように広がっていくかや、5Gの基地局整備状況などは楽天モバイル公式サイトのサービスエリア検索で分かります。

もしかしたら、この記事を読んでいる時点であなたのお住まいの地域が楽天自社回線エリアや5G通信の基地局が整備されている可能性もありますので、詳細については楽天モバイルのサービスエリア検索で調べて見て下さい。

楽天モバイルの公式サイトでは、GPSを使ってピンポイントでサービスエリアを調べることが可能です。

Rakuten UN-LIMITのサービスエリアをピンポイントで調べる!

Rakuten自社回線に対応している機種は?

サービスエリアの詳細が分かったところで、今度は楽天自社回線に対応している端末について説明しておきます。

Rakuten UN-LIMITでは、楽天モバイルが整備しているエリアと、auから回線を借りているエリアがあると解説しましたよね。

この二つのエリアはそれぞれ違う電波で運用されているため、基本的にはこれら二つのエリアに対応している機種が必要になります。

また、海外のSIMフリースマホなど、スマホの仕様上でこれら二つのエリアに対応していたとしても、SIMカードが認識されなかったり、認識出来ても上手く通信ができなかったり、通話が途切れてしまったりする不具合が発生する場合があります。

もし、docomoやSoftBank、auなどから乗り換えを検討していた方は、手持ちのスマホがSIMフリー機種であったとしても、Rakuten UN-LIMITでは使えないと思った方が良いでしょう。

ですので、Rakuten UN-LIMITを契約する場合は、楽天モバイルが公式に対応していると発表している機種を購入することが必須となります。

楽天モバイル公式サイトでは楽天自社回線に対応した機種を申し込みと同時に購入することができますので、非対応機種を間違えて購入することはありません。

Rakuten UN-LIMIT対応機種の値段についても、高性能で10万円以上する高価な物から、2万円程度で買える安価な機種まで揃っています。

また、楽天モバイルではiPhoneにも正式対応しています。

更に、端末割引キャンペーンなどを行っている場合がありますので、申し込みの際は是非チェックしてみて下さい。

Rakuten UN-LIMITに対応した機種を見てみる!

Rakuten UN-LIMITは、エリア内でも圏外になる恐れ

ここまでお話ししたところで、Rakuten UN-LIMITには大きな注意点があります。

それが、楽天モバイルのエリア内にいるのに圏外になってしまうという現象です。

特に、イオンなどのショッピングモールや、トイレなどの閉鎖的な空間、地下街などは懸河になってしまう確率が上がります。特に屋内の奥まったところや、周りを壁に囲まれた狭い空間ほど圏外になる確率が顕著です。

しかもこの現象は、楽天自社回線エリアの人口カバー率が高い都心部や地方都市で顕著に表れる傾向にあります。

また、iPhoneの特定の機種にのみ発生する現象もあります。

一体何故このような現象が発生してしまうのでしょうか❓

楽天自社回線エリア内なのに圏外・・・原因は❓

楽天自社回線エリア内にいるはずなのに圏外になる・・・。使っていて最悪の事態ですよね。
では何故、このような現状が起こるのでしょうか❓

実は、これには理由が三つあります。

  • 一つは、楽天モバイルの電波の特性と電波の割当数が少ないこと。
  • 二つ目は、楽天自社回線の人口カバー率が一定を超えたエリアではパートナーエリア回線の提供が終了すること(現在順次パートナー回線から自社回線へ切り替え中です)
  • 三つ目は、一部のiPhoneではRakuten自社回線とパートナー回線の切り替えが自動で行われない

の三つです。

1つずつ説明しましょう。

一つ目の楽天モバイルの電波特性と割当数が少ないことですが、楽天モバイルは後発の携帯電話会社のため、ドコモやauなどと比べると使える電波の数が限られています。

具体的には、1700MHz帯のバンド3のみしか割り当てられていません。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/review/1225018.htmlより

この表は携帯各社に割り当てられている電波の種類ですが、ドコモやau、SoftBank等と比べて楽天モバイルは圧倒的に少ないことが分かります。

しかも、この1700MHz帯は障害物に弱く、建物の中などは隅々まで届きません。ドコモやauなどでは、障害物にも強い800MHz帯の電波も割り当てられているので、建物の中でも問題なく使うことが出来るのです。

なら、「楽天モバイルももっと届きやすい電波帯を使えば良いじゃん」って思いますよね。

残念ながら、この電波の割り当ては総務省が管理しているので、楽天モバイルが好き勝手に使うことは出来ません。新たな電波を使いたい場合は総務省から電波を割り当てて貰う必要があります。

この新たな電波を割り当てて貰うにも電波数には限りがあり、簡単に割り当てて貰えるようなものではありません。

ですので、楽天モバイル自社回線では現状、障害物に弱い電波の一つしか使えないために、屋内などでは圏外になってしまうのです。

人口カバー率が一定を超えたエリアではパートナーエリア回線の提供が終了する

Rakuten UN-LIMITでは、楽天自社回線エリアを全国に広げるべく、急ピッチで基地局の整備が進んでいます。

しかし、地方都市や山間部など、まだまだ楽天自社回線エリアが整備されていない地域も多いですよね。

そのようなエリアでは、楽天自社回線とは別にauから電波を借りてサービスを提供する「パートナーエリア」というものが提供されていることはご存じかと思います。

このパートナーエリア、実はauとの取り決めによって、楽天自社回線エリアの人口カバー率が一定を超えたエリアは提供が終了してしまうのです。

例えば、Rakuten UN-LIMITのサービス開始当初は、東京や名古屋などの大都市でもパートナーエリア回線が使えていました。

つまり、地下鉄や建物の中など楽天自社回線の電波が届きにくいところはauのパートナーエリア回線に自動的に接続され、安定して使うことが出来ていたのです。

しかし今では大都市部の楽天自社回線エリアも人口カバー率が一定を超えたため、パートナーエリア回線の提携が終了してしまいました。

これにより、大都市部など楽天自社回線のエリアが整備されているところほど、建物の中や地下などでは繋がりにくくなってしまったのです。

ですので、Rakuten UN-LIMITのエリア内であっても、使用する場所によっては圏外になったり通信速度が遅くなったりと、通信の安定性に問題が生じるようになってしまいました。

iPhoneでは楽天回線とパートナー回線が自動で切り替わらない

楽天モバイルの公式サイトでも案内されていますが、ios14.4及び最新のキャリア設定が適用されたiPhone12シリーズ以降のiPhone以外では楽天回線とパートナー回線が自動的に切り替わりません。

これはどういう事かというと、例えば楽天回線の電波が届かないエリアでは、代わりにパートナー回線(auのローミング)に接続されて問題なく利用することが出来ました。

しかし、これが自動的に切り替わらないと、楽天回線の電波が届かなくなっただけで圏外になってしまいます。

ですので、楽天モバイルのエリア内に居たとしても圏外になってしまう恐れがあるのです。

このような現象に対して、何か対策法はあるのでしょうか❓対策としては、以下の方法が案内されています。

圏外になったiPhoneの対策法

<iPhone 12 / iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max / iPhone 12 mini をご利用の場合>

iPhone 12以降のシリーズは回線の自動切り替えに対応しておりますが、自動で切り替わらない場合は、以下の方法をお試しください。

モバイルデータ通信をOFFにする
・約10分待ちモバイルデータ通信をONにする

なお、iPhone 12以降のシリーズ以外は楽天回線とパートナー回線の自動切り替えに対応しておりません。
以下の方法をお試しください。

<iPhone XR / iPhone XS / iPhone XS Max / iPhone 11 / 11 Pro / iPhone 11 Pro Max / iPhone SE(第2世代) をご利用の場合>
iPhone XRからiPhone SE(第2世代)までのシリーズの場合は、以下の方法をお試しください。

・機内モードのON/OFF
・本体の再起動

<iPhone 6s / iPhone 6s Plus / iPhone SE(第1世代) / iPhone 7 / iPhone 7 Plus / iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xをご利用の場合>
iPhone 6s PlusからiPhone Xまでのシリーズの場合は、以下の方法をお試しください。

・楽天回線のみつながるエリアへ移動

ということで、iPhone 6sからiPhoneXシリーズとお使いの方は、楽天回線のみ繋がるエリアに移動しないと圏外から抜け出せない可能性がありますね。

これは恐らく本体側の問題だと思いますので、古いiPhoneの圏外問題は今後改善される見込みは薄いです。

もし圏外でお困りの方は、この機会に新しいiPhoneに買い換えては如何でしょうか。

Rakuten UN-LIMITが圏外にならないiPhoneを購入する❗

Rakuten UN-LIMITの圏外を防ぐ方法

では、これら原因に対して、圏外や通信速度低下を防ぐ方法は無いのでしょうか?

Rakuten UN-LIMITでは、楽天自社回線で使われている電波の特性上、個人で出来る対策は限られています。その中でも、簡単に出来て有効な方法をご紹介しますね。

まず、個人で出来て有効な対策は主にこの三つです。

 

  • 建物の中なら窓際に行く
  • Wi-Fiスポットを契約する
  • iijの格安SIMをサブで契約する(DSDS)

 

一番簡単でお金がかからない対策は、やはり「窓際や電波が届くところに移動する」ですね。

建物の中なら、建物から外に出る、窓際に移動する等です。昔から定番の方法ですので、無意識に行っている方も多いと思います。

ただ、これだとどうしても建物の外に出られない場合や窓がない部屋などでは効果がありません。

その場合は、Wi-Fiスポットが使えないか検討してみましょう。楽天モバイルでも、「楽天モバイルWiFi by エコネクト」というサービスを提供しています。

「楽天モバイルWiFi by エコネクト」とは、月額398円で駅や街中の飲食店、ホテルなど、日本全国約150,000以上のスポットで高速インターネットを利用できるWi-Fi接続サービスです。

使い方は簡単で、スマホアプリの「楽天モバイルWiFi by エコネクト」を起動し、Wi-Fiスポットを検索してその近くに行くだけです。

これで、Rakuten UN-LIMITの電波が届かない屋内でもインターネット通信を行う事が出来るようになります。

Rakuten UN-LIMITの電波もWi-Fiスポットも使えないエリアはどうする❓

地域によっては、Rakuten UN-LIMITの電波も届きにくく、Wi-Fiスポットもないエリアもありますよね。

例えば、観光地や移動中、山や海など自然が多い場所などです。このような場所ではどうしたら良いのでしょうか❓

オススメは、iijmioなどドコモの格安SIMを追加で契約することです。

この技が使える機種は一部機種に限られますが、Rakuten UN-LIMITの電波とドコモの電波を同時に利用することで電波の安定性を高めることが可能です。

具体的には、「デュアルSIM」と呼ばれるSIMカードが2枚使える機種と、iijmioという格安SIM会社が提供している月額440円でドコモの通信を2GB使えるサービスを利用します。

現状、この技が使える機種は限られており、しかもRakuten UN-LIMITとは別にiijmioの格安SIM代金も発生します。

それでもドコモのエリアで通信できるメリットは大きく、並大抵の場所では圏外になることはありません。

どこに行っても圏外にならない安心感はWi-Fiスポットを契約するよりも大きいです。

安心感を求める方や出張など地方に移動する機会が多い方、都心部でも屋内にいる時間が長い方はこちらの方がオススメですので、圏外で困っている方は是非検討してみて下さい。

具体的な対応機種や契約方法、注意点などは下記の記事にまとめてあります。是非参考にしてみて下さい。

【月額440円】Rakuten UN-LIMITとiijmioでデータ2GB+かけ放題の回線を作る

まとめ

以上が、Rakuten UN-LIMITのサービスエリアは? エリア内の圏外に注意でした。

まとめると・・・

  • Rakuten UN-LIMITの自社回線エリアは着々と拡大中
  • 5G対応エリアはまだまだ。
  • Rakuten UN-LIMITはiPhoneや多くの機種に対応
  • Rakuten UN-LIMITは、人口カバー率が一定を超えたエリアではパートナーエリア回線が終了する
  • パートナーエリア回線が終了したエリアでは、建物内や地下などで圏外になりやすい
  • 一部iPhoneでは楽天回線とパートナー回線が自動的に切り替わらない
  • 圏外を防ぐには、他の格安SIMと組み合わせるのがオススメ

という感じですね。

Rakuten UN-LIMITでは、通信が無制限、通話が無料で出来るというメリットが大きいものの、イオンモールなどの屋内では電波が届かなくて使えないこともしばしばあります。

特に仕事で急を要するときや現地で調べ物をしたいときなどに通信や通話が出来ないと困りますよね。

管理人もこれで困ったことが何度もあります。なので、管理人もiijmioを追加で契約して対処しています。

Rakuten UN-LIMITの通信を安定的に使いたい方は、他の格安SIMを組み合わせるなどしてカバーしてみて下さい。

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