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楽天モバイルの050データSIMって何? 特徴や注意点を徹底解説!

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楽天モバイルのプランには「050データSIM」というプランがありますよね。これがどのようなプランなのか分かりづらいと思う方は多いのではないでしょうか。

050データSIMについてネットで調べても、多くのサイトは内容が古くて参考にならない記事が多いので、更に分かりにくくなっています。

今回は、「050って何なの?」という疑問や「データSIMと何が違うのか?」「電話機能はどうなのか?」についての解説と、2018年10月現在最新の情報をまとめて、050データSIMの特徴、注意点、メリット、デメリットなどを解説します。

目次

050データSIMとは? 他のSIMと何が違う?

050データSIMは、「通話SIM」「データSIM」と比べて何が違うのでしょうか? まずは、各SIMカードの違いから見てみましょう。

各SIMカードの違いを理解しよう

楽天モバイルでは「スーパーホーダイ」プランと「組み合わせプラン」があります。050データSIMが契約できる料金プランは、「組み合わせプラン」になります。

楽天モバイルの組み合わせプランとは?

楽天モバイルの組み合わせプランは、まず横軸の「通話SIM」「050データSIM」「データSIM」を選び、次に縦軸の通信量を選ぶ選ぶ形式です。

一番上にベーシックプランという物がありますが、速度をかなり抑えたプランで、ホームページや動画の閲覧は遅すぎて使い物にならないレベルなので、ある程度使う方は3.1GB以上のプランをオススメします。

各SIMカードの違い

楽天モバイルの組み合わせプランは3つに分かれており、ここで混乱される方も多いかと思います。各SIMカードの違いを簡単に説明すると、一番左の「通話SIM」は電話もSMSも通信も出来るプランで、大手キャリア(docomo、au、SoftBank)と同じ使い方が出来るSIMカードです。
電話番号そのままで楽天モバイルに乗り換えたいときに選ぶSIMなので、多くの方はこのSIMカードで問題ありません。
一番右の「データSIM」は、データ通信のみでSMSや電話は使えません。真ん中の「050データSIM」は、このデータSIMにSMS機能と050IP電話アプリである「Viber」(バイバー)をセットにしたSIMカードです。
データSIMも050データSIMも選ぶ方は少数派で、iPadやタブレットを安く持ちたいときや、ガラケーとスマホの2台持ちをしたいときにはこちらの選択肢となります。

050データSIMはViber(バイバー)を使って電話をする

上述したように、050データSIMでは、Viberというアプリを使って電話の発信、着信を行います。

Viberは、楽天が提供しているコミュニケーションアプリです。電話をかけるだけで無く、LINEのようにメッセージや写真、スタンプなどをやりとりすることができ、Viber同士なら無料で通話することが出来ます。

楽天が運営しているだけあって、「楽天パンダ」などの特徴的なキャラクターのスタンプを無料で使うことが出来ます。

このViberは「Viber Out」と呼ばれる電話をかける機能が付いています。事前にコールクレジットと呼ばれる通話料金をチャージしておくことで、格安の電話発信をする事が出来ます。ちょうど、LINE Outと同じような機能ですね。

050データSIMはこのViberアプリを利用することで格安の通話料で電話をかけることが出来ます。

050SIMの通話料金

  • 携帯電話宛て通話料 10.60円/1分
  • 固定電話宛て通話料 3.24円/1分

ただ、この050データSIMは、090や080で電話をかけられる「通話SIM」と違って使い勝手や、注意点があります。次は、これについて解説します。

050データSIMの特徴・注意点

050データSIMは、通話SIMと違ってどんな特徴や注意点があるのでしょうか。 1つづつ見ていきましょう。

050データSIMは電話番号そのままで乗り換えが出来ない

050データSIMは、050から始まる電話番号が楽天モバイルから新規発行されます。この電話番号とデータ通信がセットになったSIMカードが「050データSIM」です。この050データSIMは、新規契約のみで乗り換え手続きは出来ません。

090や080から始まる電話番号をそのまま使う「乗り換え」をするには、「通話SIM」を契約する必要があります。

au回線、docomo回線の提供がある

楽天モバイルでは、docomoの電波網を借りてサービスを行うdocomo回線と、auの電波網を借りてサービスを行うau回線があります。このどちらも「050データSIM」の提供があります。

auのAndroid端末をdocomo回線で使う場合は電波の相性が悪く、買い換えをオススメしていましたが、楽天モバイルがau回線の提供を始めたことで、買い換えをしなくても端末を使うことが出来ます。

SMSが使える

SMSとは、ショートメッセージサービスのことで、相手の電話番号が分かればメッセージを送ることが出来るサービスです。

SMSは単純にメッセージの交換だけで無く、LINEやFacebook、仮想通貨取引などのセキュリティ対策として使われています。

050データSIMでSMSを使う場合は、「SIMカード」のウラ面に書かれている発信番号を使うことでSMSのやりとりをする事が出来ます。

LINEの登録ができる

LINEを新規登録する場合は、上述したSMS機能を使って認証をする必要があります。050データSIMはこのSMS機能が使えるので、新規でLINEやFacebook等のサービスを始めることが出来ます。

電話をするにはデータ通信が必要

050から始まる電話番号は、インターネット回線を利用したVoIP電話と呼ばれる技術が使われています。このVoIP電話は、音声データをインターネット通信を使ってやりとりするので、電話をするとデータ通信量を消費します。

ちなみに、090や080等の番号で行う電話は、上図のようにインターネット回線とは別の電波でやりとりしています。

090や080から行う電話の場合は、「圏外」になると電話を使うことが出来ませんが、050からはじまるIP電話であれば、Wi-FiスポットやポケットWi-Fiなどでインターネットが使える環境であれば電話も使うことが出来ます。Wi-Fiを使う場合は、データ通信量は消費しません。

番号通知が可能

LINE Outなどの一部格安電話サービスでは、番号通知がうまく出来ない場合がありますが、楽天モバイルの050データSIMなら、050から始まる電話番号からの発信なので、相手方の着信ではこの電話番号が表示されます。

ちなみに、docomo、au、SoftBankなどで契約した090や080からの番号を利用してViber Outを使うことが出来ますが、この場合はLINE Outと同様に、「通知不可能」や「非通知」と表示されてしまいます。

これがネックでViber OutやLine Outが流行りませんが、050データSIMなら、Viber Outでも通知機能がちゃんと使えるので、通話料が安い電話をフルに活用することが出来ます。

緊急電話など、一部の電話番号に発信できない

050からはじまるIP電話では、119や110等の緊急連絡先に発信できません。また、0120から始まるフリーダイヤルなども利用出来ません。

この場合は、最寄りの警察署や消防署の「市外局番付き電話番号」をネットで検索して電話をかけるなど工夫をすれば、一応緊急連絡をすることが出来ます。

050データSIMのメリット

以上が050データSIMの特徴でした。これらを踏まえた上で、次はメリット・デメリットを解説しますね。まずはメリットから。

050の電話番号が無料で貰える!

050データSIMなら、050電話番号を利用するための月額料金がコミコミ価格です。地味ですがこれは有り難いですよね。

通話料が安い!

050IP電話サービスは他にも色々ありますが、Viberを利用したIP電話は特に通話料が安いです。どのくらい安いのか、比較してみましょう。

通話料他社との比較

(Viber Out)

LINE モバイル
(Line Out)
OCN モバイル ONE
(050 plus)
mineo Dプラン
(LaLa Call)
050番号 ×
通話料 携帯電話宛 10.60円/分 14円/分 17.28円/分 17.28円/分
固定電話宛 3.24円/分 3円/分 8.64円/3分 8.64円/3分
携帯電話への番号通知 ×
一般電話からの着信 ×

楽天モバイルの050データSIMなら、携帯電話宛て通話料 10.60円/1分と最も通話料が安いです。

固定電話宛ての通話料も、LINE Outの3円/分に比べたら若干高いですが、それでも3.24円/1分は最安値といっても過言ではありません。

かけ放題プランがある!

この最安値の通話料が、更に安くなるかけ放題プランがあります。

かけ放題プランは月額14.99ドル、日本円にして1,650円で固定電話・携帯電話宛て共にかけ放題にする事が出来ます。(1ドル110円で計算。)

これは、docomo、au、SoftBankのかけ放題2,700円よりも1,000円ほど安いことになります。

楽天モバイルの「通話SIM」には、過去に楽天でんわを利用した無制限かけ放題プランがあったのですが、2018年3月31日に終了してしまいました。050データSIMのかけ放題プランは、格安SIMで契約できる数少ないかけ放題プランとなります。

かけ放題でなくても、月額2.99ドル(日本円で330円程度)を支払えば、固定電話・携帯電話あわせて月に100分まで通話できるプランもあります。

仮に100分全て携帯電話宛てに通話したとすると、100分なら1,060円の通話料がかかるところ、たった330円で済むことになります。1分当たりで計算すると3.3円となるので、これは破格の通話料ですよね。

インターネットが使えればWi-Fiでも電話がかけられる

上述したように、050から始まるIP電話は、インターネット回線を利用します。つまり、Wi-Fiなどのインターネット回線があれば、楽天モバイルの電波が圏外でも電話が使えるということになります。

これは、地震や津波などで被災した場合にものすごく利点です。避難所にはWi-Fiスポットや充電スポットが設置されるので、もし基地局が被災して圏外になっていたとしても、Wi-Fiスポットのインターネット回線を使って電話をかけることが出来ます。

050データSIMのデメリット

メリットに続いて、デメリットを解説します。

090や080からの電話ができない。

050データSIMでは、090や080から始まる電話番号で電話をかけたり受けたりすることは出来ません。050データSIM自体も乗り換えは出来ず、新規契約のみになるので、もし090や080からの電話番号を使っている場合は解約するか、契約したまま残すかを選ぶ必要があります。

いくらスマホ代が安くなるとは言え、長年使ってきた携帯番号が無くなってしまうのはちょっとキツいですよね・・・。

事前に通話料分のクレジットの購入が必要

Viberアプリで電話をかける際には、事前に通話料分のクレジットをチャージしておく必要があります。このViberは楽天グループが運営していますが、楽天モバイルとは直接関係がありません。ですので、通話料は楽天モバイルに支払うのでは無く、Viberに支払いをします。

この時、通話料は先払いでチャージしておく必要があります。このチャージ金額が無くなると、電話をかけることが出来なくなります。

電話をよくかける方は、事前にチャージ金額を多めにしておくか、上述したかけ放題プランを契約しておきましょう。

もし、少額ずつチャージしたい場合は、下記の方法で自動追加することが出来ます。

クレジット自動追加の設定

アカウントの残高が $2 (米ドル) 以下になった場合、自動的にクレジットをアカウントに追加するよう設定することができます。(要クレジットカード)

Viber.com ウェブサイトからのみ自動追加の設定ができます

  1.  Viber Out のアカウントに行き ログイン
  2.  サイドバーで クレジット をクリック
  3.  クレジットのオプションを選択
  4.    自動追加 のポップアップからはいを選択
  5.  支払い方法を選択 – (残高が減った場合、常に登録したクレジットカードで自動的に課金されるので、注意してください。)

クレジットに期限がある

このチャージしたクレジットには、有効期限があります。有効期限は、購入日から起算して180日間です。他にも、Viberをアンインストールして3ヶ月経過した場合もクレジットが失効します。

180日間の有効期限は、長いように見えて短いので、多額のお金はチャージしないようにしておきましょう。

050データSIMを使う場合は、上述した「通話プラン」の利用もしくは少額の自動チャージで使った方が良さそうです。

通話品質が悪い

050から始まるIP電話は、090や080の電話番号で電話をするのに比べ、通話品質が劣ります。これは、インターネット回線を利用しているためです。

インターネット回線の通信状況や通信速度によっては、音声の延滞や途切れが発生する事があります。電話をする際はWi-Fiなどの安定してインターネット通信が出来るところで行いましょう。

番号通知機能に問題がある

050データSIMなら、相手方に番号を通知してかけることが出来ます。しかし、逆に通知させないようにする事が出来ません。

通常は、電話番号の前に「184」を付けて電話をかけることで非通知で電話をかけることが出来ますが、050データSIMは、184をつけて電話をかけても非通知にする事が出来ません。

どうしても非通知で電話をかけたいときは、誰かから電話を借りたり、公衆電話で電話をかけたりしましょう。

050データSIMを解約すると050番号も同時解約になる

docomo、au、SoftBankなどを解約すると090や080の番号も解約になるように、050データSIMを解約すると050の番号も同時に解約になります。

「やっぱり楽天モバイルの通話SIMに切り替えたい!」と思ったら、また電話番号変更のお知らせを全員に送る手間が発生するので、ちょっと面倒ですよね。というか、相手に申し訳ないです・・・。

050データSIMを利用するまでの手順

以上までが、050データSIMの特徴や注意点でした。デメリットも目立ちますが、スマホ料金を最安値で維持したいなら、050データSIMはオススメです。

ここからは、050データSIMの申し込み手順を解説します。

050データSIMに申し込み

楽天モバイル050データSIMの契約手続きを始めるには、楽天の公式サイトから行います。以下の手順で申し込みを始めましょう!

IMG_0768

少し分かりにくいですが、楽天モバイルの公式ページ中央付近に、「楽天モバイルに今すぐお申し込み」というボタンがあります。ここをタップして申し込みをはじめます。楽天公式ページは、以下のボタンをタップすることでアクセスすることが出来ます。

楽天モバイルへ申し込む!楽天モバイルの申し込み方法についてもっと詳しく知りたい方は、【画像で解説】失敗しない!楽天モバイル申し込み方法まとめで解説していますので、参考にして下さい。

2.SIMを端末に挿入してAPN設定を行い、データ通信を行う

SIMカードが到着したら、お手持ちの端末にSIMカードの装着と簡単な初期設定を行います。初期設定は、APN設定と呼ばれるネットワーク設定です。

このAPN設定の詳しい方法については、【画像で徹底解説】楽天モバイルのAPN設定方法・注意点まとめで解説していますので、参考にして下さい。

3.050番号の通知が登録したメールアドレスに届く

050データSIMを契約した際に入力したメールアドレスに、050番号が届きます。この番号は後ほどViberの登録で必要になりますので、大切に保管して下さい。

4.Viberをアクティベーションする

050番号で通話するために必要な無料アプリ「Viber」をインストールしてください

こちらをタップするか、以下のQRコードをスマホで読み取ることでダウンロードすることが出来ます。

Viberを起動して、受信したメールに書かれている050番号を入力

050データSIMを契約したときに050番号の通知が届いているかと思います。このメールに記載されている050番号を入力して下さい。

SMSでアクティベーションに必要な6桁の番号が届く

SMSにて、Viberの新規登録に必要な6桁の番号が届きます。紙にメモするか、暗記して次の手順に進みましょう。

Viberに6桁の番号を入力する

6桁の番号が届いたら、Viberを起動して入力します。入力が完了すると、Viberが使えるようになります。

以上で完了です。

050データSIMの特徴、注意点まとめ

以上が楽天モバイル050データSIMの特徴、注意点でした。

この記事の内容をまとめると・・・

  • 050データSIMは050IP電話アプリViberがセットになったSIM
  • 新規契約のみ、乗り換え不可
  • データ通信が出来れば電話も出来る!
  • SMSが使えるのでLINEの新規登録も可!
  • 通話料がとにかく安い!カケホプランがある!
  • インターネット回線を使っての通話なので通話品質が悪い
  • 番号通知機能にやや問題あり
  • 通話料は事前にチャージが必要

こんな感じです。

090や080から電話が出来る通話SIMに比べて、ややデメリットや使い勝手の悪さが目立つものの、そのぶん月額費用を安く抑えることが出来ます。

例えば、ガチで毎月のスマホ代を安くしたい! というのであれば、通話SIMよりも050データSIMがオススメです。050データSIMのベーシックプランに100分の通話プランをつければ、およそ1,000円ほどで通話もネットも使えるスマホが出来上がります。

ベーシックプランは、通信速度が極端に遅いですが、自宅でWi-Fi運用したり、Wi-Fiスポットを活用したりすれば、十分に使うことが出来るので、本気でスマホ代を安くしたい方にはオススメのプランです。

今なら新規契約時に月額が無料になるキャンペーンを行っています。以下のリンクから、楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみて下さい。

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