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ガラケーを楽天モバイルにしたら安くなる? 利用方法と注意点を徹底解説!
一般的にスマホより安いと言われているガラケーですが、使ってみると意外にも高額な請求が来ていたりしませんか?
ほとんど使っていないのに月3千円から7千円近くもかかると、「格安SIMにした方が安くなるかも」なんて思いますよね。格安SIMはスマホがメインですが、出来ればガラケーをそのまま使いたいという方も多いはず。
今回は、ガラケーに楽天モバイルのSIMを挿しても使うことが出来るのかどうか、本当に安くなるのかどうかについて解説します。
ガラケーに楽天モバイルのSIMを挿したら使える?
楽天モバイルのSIMカードを、ガラケーに挿しても使うことが出来ます。ただし、どのガラケーでも良いというわけではありません。楽天モバイルはdocomoの回線とauの回線を借りてサービスを提供しています。ですので、基本的にはdocomoのガラケーとauのガラケー、SIMフリーガラケーしか使うことが出来ません。
docomoのガラケーでは、機能が全て使える端末と使えない端末があります。4G LTEに対応したガラケーやガラホであれば、docomoと契約していたときと同じように電話、SMS、Eメール、ネットなど全てが使えますが、3Gにしか対応していないガラケーの場合は、電話とSMSしか使うことが出来ません。
※SMSとは、ショートメッセージサービスの略で、相手の電話番号さえ分かればメッセージを送れる機能のことです。最近では本人確認用のための認証として使われることが多くなりました。
また、このように今まで使っている端末をそのまま楽天モバイルで使う場合は、電話帳などのデータはそのまま残るため、移し替える必要はありません。
まずは、docomoのガラケーを楽天モバイルで使ったとき、どの機能に対応しているのかをまとめましたので参考にして下さい。
電話、SMS、Eメール、ネットなど全ての機能が使える端末
docomoのガラケーを楽天モバイルで使ったとき、全ての機能が問題なく使える端末は以下の通りです。
メーカー | 名称 | SIMサイズ |
SHARP | AQUOS ケータイ SH-N01 | nanoSIM |
SHARP | AQUOS ケータイ SH-01J | nanoSIM |
Panasonic | P-smart ケータイ P-01J | nanoSIM |
富士通 | F-02J(らくらくホン) | nanoSIM |
これらの機種は4G LTEに対応しているので、ネットもメールも問題なく使うことが出来ます。
もし上記の中にあなたが持っている端末が載ってないときは、楽天モバイルの動作確認済み端末一覧ページで対応状況を確認することが出来ます。
電話とSMSしか使えない端末
以下の端末を楽天モバイルで使った場合は、ネットやメールが使えず、電話とSMS機能しか利用出来ません。
メーカー | 名称 | SIMサイズ |
富士通 | ARROWS ケータイ F-05G | nanoSIM |
富士通 | F-01G(らくらくホン ベーシック4) | 標準SIM |
富士通 | F-07F | microSIM |
富士通 | F-08F(らくらくホン8) | 標準SIM |
SHARP | AQUOS ケータイ SH-06G | nanoSIM |
SHARP | SH-07F | microSIM |
これらの端末では、4G LTE回線に対応していないため、ネットに接続することが出来ません。ですので、電話とSMSのみしか使えず、緊急速報やJアラートなどの重要な連絡も届かない可能性があります。
3Gと4Gの違いとは?
3Gや4GのGはGeneration(世代)という意味で、数字が大きいほど新しい世代の通信となります。3Gと4Gには互換性がなく、3Gは1世代古い通信規格のため、徐々に4Gの新しい世代に切り替えが進んでいます。
auのガラケー
楽天モバイルでは2018年11月からau回線の提供も始めました。これにあわせて、auのガラケーも楽天モバイルで使うことが出来ます。使えるガラケーは4G LTEに対応している端末です。
メーカー | 名称 | SIMサイズ |
京セラ | かんたんケータイ(KYF36) | nanoSIM |
京セラ | GRATINA(KYF37) | nanoSIM |
京セラ | GRATINA 4G (KYF34) | nanoSIM |
京セラ | GRATINA 4G (KYF31) | nanoSIM |
SHARP | SHF34 (AQUOS K) | nanoSIM |
SHARP | SHF33 (AQUOS K) | nanoSIM |
SHARP | SHF32 (AQUOS K) | nanoSIM |
これらの端末は、電話、SMS、Eメール、ネットなど全ての機能を使うことが出来ます。このリストに無い古い端末の場合は残念ながら使うことが出来ません。
もし上記の中にあなたが持っている端末が載ってないときは、楽天モバイルの動作確認済み端末一覧ページで対応状況を確認することが出来ます。
楽天モバイルで販売されている端末
「docomoのガラケーもauのガラケーも持っていない!」という方は、楽天モバイルで販売されているガラケーを購入すれば使うことが出来ます。
楽天モバイルで販売されているガラケーは2018年11月現在はAQUOSケータイのSH-N01のみです。このガラケーは、防水・防塵、耐衝撃仕様でテザリングにも対応しているのが特徴です。見た目はガラケーですが、正確には「ガラホ」と呼ぶのが正解です。
ガラホはガラケーにスマホの基本ソフトウェアを使った端末のことですが、スマホのようにLINEやカカオトークなどのアプリをダウンロードすることは出来ません。ですので、使い方としては今までのように電話やSMS、Eメール、ネットの利用がメインとなります。
料金プランについては、ガラケー用プランというものがないため、スマホと同じ料金プランである「スーパーホーダイ」もしくは「組み合わせプラン」のどちらかから選ぶことになります。この料金プランがdocomoと比べて安いかどうかは、後述します。
気になる端末代金は、通常価格が一括26,784円(税込)、または分割1,116円/月×24ヶ月(税込)※となります。(※楽天カードで支払いをした場合)
ガラケーの割にスマホ並みに高いですが、楽天モバイルでは不定期に端末代を割引するキャンペーンを行っています。気になる方は、以下から楽天モバイル公式ページをチェックしてみて下さい。
ガラケーを楽天モバイルにしたらどのくらい安くなる?
では、対応端末をもっていたとしても楽天モバイルで使った場合はdocomoと比べてどのくらい安くなるのでしょうか?
せっかく格安SIMにするなら、docomoと契約するよりも安くならないと意味が無いですよね。そこで、楽天モバイルをガラケーで使った場合の料金と、docomoのガラケーのプランを比較してみました。
docomoと比較してどう?
docomoのガラケー料金と、楽天モバイルの料金と比較してどのくらい安いのかを調べて見ました。まずは、docomoの無制限かけ放題プランである「カケホーダイ」にした場合の料金です。
ガラケーを通話専用で持ちたい場合はおよそ3,024円で通話し放題のガラケーを使うことが出来ます。かけ放題なので、国内の対象通話であれば月に何分でも、何回でも電話してもこれ以上料金が上がることはありません。
ケータイパックとは、パケットパックの事で、10MBまでなら月300円で利用でき、それ以上使った分は段階的に料金が上がっていくプランです。
10MBの通信は、ガラケーのEメール程度なら十分な通信量ですが、ネットを見るとなるとあっという間に超えてしまいます。例えば、2GBまで使ってしまうと、上限額の4,200円まで跳ね上がってしまい、これにカケホーダイの基本料が加わって合計7,236円にもなってしまいますので、なるべく通信は使わない使い方が望ましいでしょう。
また、「無制限のかけ放題はいらない」という方は5分かけ放題の「カケホーダイライト」になるでしょう。料金は以下のようになります。
カケホーダイライトプランを選択した場合は、対象の国内通話が5分以内であれば何度でもかけ放題になります。この場合だと、月におよそ1,944円で使うことが出来ます。その他ケータイパックなどについては上述したカケホーダイと同じです。
では、楽天モバイルでガラケーを使った場合の料金を見てみましょう。楽天モバイルではガラケー用のプランというものは提供していないため、スマホと同様のプランとなります。
ですので、楽天モバイルでガラケーを使った場合でも「スーパーホーダイ」と「組み合わせプラン」のどちらかから選ぶことになります。
スーパーホーダイSプランは、国内の対象通話が10分間なら何度でもかけ放題になるかけ放題が付いています。これに加え、2GBの高速通信がついて、2年間1,480円で使うことが出来ます。2年以降は、2,980円と少し高くなります。
ということは、2年以降はdocomoのガラケープランの方が安くなりますね。ただ、単純に料金で比較するのではなく、ガラケーの使い方によって比べるべきです。例えば、以下のような感じです。
- ガラケーで通話をガンガンしたい!→docomoのカケホーダイがオススメ!
- 通話は余りしないけど、ガラケーで写メのやりとりなど通信を使いたい→楽天モバイルがオススメ!
このように、ご自身がどのような使い方をしているのか把握してみて、どちらか最適な方を選んでみて下さい。
楽天モバイルはスマホで使うのがオススメ
上記では、ガラケーで通信をよく使うなら楽天モバイルがオススメと書きましたが、通信をよく使うならむしろスマホの方が使い勝手が良く、端末代が安いのでオススメです。なぜなら、ガラケーを楽天モバイルで使う場合は以下のようなデメリットがあるからです。
ガラケーを楽天モバイルで使うデメリット
- ガラケーよりも格安スマホの方が端末代が安い
- 通話をよくする場合は割高になる
- LINEや無料通話アプリ等が一切使えない
一つ目の「ガラケーよりも格安スマホの方が端末代が安い」ですが、楽天モバイルで販売されているガラケーの端末代はおよそ2万円〜3万円ほどします。
これに対し、格安スマホの方は不定期に破格のセールを行っています。これを利用すれば、スマホを1万円程度で購入することも可能です。
上図は2018年11月から12月まで行われたキャンペーンの例ですが、HUAWEI nova lite 2という端末がおよそ9,980円という値段で購入できます。ガラケーとの差額は2万円程と大きく、月額を気にするより端末代を気にした方が節約できるくらいのレベルです。
その他、ガラケーではLINEやSkypeなどの無料通話アプリやメッセージアプリを入れて使うことが出来ません。やりとりは電話もしくは1回あたり3円かかるSMS、Eメールでのやりとりとなります。
そのため、通話時間が長かったり、SMSのやりとり回数が多いと、基本料金に加えて通話料やSMS代金が上乗せでかかってしまいます。これだとせっかく月額料金を安く抑えようと楽天モバイルに乗り換えても、docomoより高くなってしまいますよね。
もしガラケーを使いたいなら、ガラケーとスマホの2台持ちがオススメです。ガラケーはdocomoなどの携帯会社と契約し、スマホは楽天モバイルと契約してそれぞれを持ち歩く方法です。
こうすることで、電話はガラケーで行い、写真やメッセージのやりとり、ネットはスマホで行うことで、両方のいいとこ取りをする事が出来るようになります。
ガラケーとスマホの2台持ちについて詳しくは、ガラケーと楽天モバイルの2台持ちはお得?どう契約すればいいの?にまとめてありますので参考にしてみて下さい。
ガラケーを楽天モバイルにしたら安くなる? まとめ
以上が楽天で使えるガラケーの種類や料金の比較でした。
ここまでの流れをまとめると・・・
- ガラケーはdocomoとauの端末が使える
- docomoとauのガラケーでも使える機能と使えない機能がある
- 通話をするならdocomo、auのカケホがオススメ
- 写メの交換など通信をよくするなら楽天モバイルがオススメ
- 電話と通信をよく使うなら、ガラケーとスマホの2台持ちがオススメ
- ガラケーの端末代金よりもスマホの端末代金の方が安い
というような感じです。
ガラケーを楽天モバイルで使っても、劇的に安くなるというわけではなさそうですね。とりわけ使い方によってお得度が変わります。
通話をよくするならdocomo、auでカケホを契約した方が安いですし、写メの交換などでデータ通信をよく使うなら楽天モバイルを使った方がお得になります。
また、端末代もスマホの方が安い場合があるので、むしろスマホにしてしまった方が総合的に安くなる場合もあります。楽天モバイルで端末のセールをしていたら、この機会にスマホに変えてみてはいかがでしょうか? 大画面で使いやすい端末が多いので、使ってみると世界が変わりますよ。
端末がセールをしているかどうかは、以下の情報をチェックしてみて下さいね。