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【2018年12月版】楽天モバイルとLINEモバイルはどちらがお得か徹底比較! 料金プランやサービス、速度が優れているのはどっち?
スマホ代を安く抑えたいとき、SNS使い放題のLINEモバイルと、楽天ポイントが貯まる楽天モバイルのどちらが良いか迷いますよね。
ここでは、楽天モバイルとLINEモバイルの料金やサービス、通信速度など、最新の情報で徹底比較して解説します。
楽天モバイルの特徴
楽天モバイルの特徴は、ギガ数を使い切っても1Mbpsで使い放題になる「スーパーホーダイ」プランと、楽天ポイントの貯まりやすさです。
販売されている端末の種類も豊富でトップクラスを誇ります。さらに、4ヶ月に1回開催される楽天スーパーセールや、不定期に開催される端末のセールでは、最新端末が500円以下で販売されるなど、大手インターネットショッピングサイトに恥じない販売力を持っています。
通信速度も比較的速く安定しており、サポート体制もトップクラスで充実しています。格安スマホ契約数No1の実績は伊達ではありませんね。
LINEモバイルの特徴
LINEモバイルの特徴は、何と言ってもLINEやTwitter・Facebook・InstagramなどのSNSを利用する際は高速通信容量(ギガ数)を消費しない点です。このような特定のサービスを利用する通信消費をカウントしないことを、「カウントフリー」と呼びます。
最も安い料金プランはLINE利用時のみカウントフリーで、月額500円からとなっています。他にも、LINE MUSICの通信をカウントしない「Music+プラン」もあり、これらのサービスを主に利用する方にとっては月額料金を抑えることができ、さらにストレス無く楽しむことが出来ます。
LINEモバイルは、格安SIMの中でも例外的に「LINEの年齢認証」をする事が出来ます。LINEの年齢認証をすると、LINEのIDを直接交換する事が出来るようになるので、LINEをメインに使っている方は必須の機能ですよね。
その他、通信速度についても、比較的早く安定していると評判が高く、人気の格安SIMの1つです。
まずは端末が両社で動作するかチェック!
ドコモ、au、SoftBankから乗り換えを検討している方は、両社の比較に入る前に手持ちの端末が両社で正常に動作するかを必ず確認しておきましょう。
格安SIMは、ドコモ、au、SoftBankなどから回線を借りてサービスを提供しています。この借りている回線の仕様にあった端末でないと使うことが出来ません。
動作しない端末を持っている場合は買い換えを検討する必要がありますし、買い換えるつもりが無いなら比較する必要がそもそもありません。
両社を比較する前に、両社で問題なく使える端末かどうかを事前に調べておきましょう。
楽天モバイルの提供回線
楽天モバイルの提供回線は、
- ドコモ回線
- au回線
の2種類です。それぞれ対応している端末が違います。
手持ちの端末で楽天モバイルが正常に使えるかどうかは、楽天モバイル公式サイトの「動作確認済み端末一覧ページ」で調べることが出来ます。以下のリンクから必ず確認しておきましょう。
LINEモバイルの提供回線
LINEモバイルが提供している回線は、
- ドコモ回線
- SoftBank回線
の2種類です。それぞれ対応している端末が違います。
手持ちの端末がLINEモバイルで正常につかるかどうかは、LINEモバイル公式サイトの「動作確認済み端末検索ページ」で確認することが出来ます。こちらも以下のリンクから必ず確認しておきましょう。
楽天モバイルとLINEモバイルを徹底比較!
楽天モバイルとLINEモバイルは、ターゲットとする利用者が全く違うので、一概にどちらがいいという優劣はつけがたい比較でもあります。
LINEモバイルの場合はSNSを思いっきり使いたい人、楽天モバイルの場合は楽天ポイントを貯めてお得に使いたい人というように、求める結果が違うからです。
ただ、最終的な決め手となるとは、「総合的なお得度」ではないでしょうか。LINEモバイルと楽天モバイルは仕組みが違えど、どちらも同じ事をする事が出来ます。「どちらも同じ事が出来るならお得な方が良い」ということで、今回は総合的なお得度を判断できるように以下の項目を比較します。
- 料金プラン
- 2年間の総額
- データシェア
- 通信速度と通信制限
- サポート体制
- オプション
- 違約金や最低利用期間
- 端末の充実度
- SNS向きを比較
比較項目が多くなりましたが、知りたい箇所だけ飛ばして読んで頂いても構いません。どちらを選んでも悔いの無いように、疑問は全て無くしてから契約するようにして下さいね。
まずは、料金の比較からです。
料金プランを比較
格安SIMと言ったら、何と言っても料金の安さですよね。ここでは、両社を2年間使った場合の総額を比較してみます。
まずは、それぞれの料金プランの特徴を簡単に解説しますね。
楽天モバイルの料金プラン
楽天モバイルの料金プランは、「組み合わせプラン」と「スーパーホーダイ」があります。
組み合わせプランは、通話SIMやデータSIMなどの種類を選び、使いたい通信容量を選ぶことで、好きな組み合わせで使うことが出来るプランです。
通話SIM | 050データSIM | データSIM | |
---|---|---|---|
ベーシック | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GB | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GB | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GB | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GB | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GB | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
各SIMカードの違い
楽天モバイルの組み合わせプランは3つに分かれており、ここで混乱される方も多いかと思います。各SIMカードの違いを簡単に説明すると、一番左の「通話SIM」は電話もSMSも通信も出来るプランで、大手キャリア(docomo、au、SoftBank)と同じ使い方が出来るSIMカードです。
電話番号そのままで楽天モバイルに乗り換えたいときに選ぶSIMなので、多くの方はこのSIMカードで問題ありません。
一番右の「データSIM」は、データ通信のみでSMSや電話は使えません。真ん中の「050データSIM」は、このデータSIMにSMS機能と050IP電話アプリである「Viber」(バイバー)をセットにしたSIMカードです。
データSIMも050データSIMも選ぶ方は少数派で、iPadやタブレットを安く持ちたいときや、ガラケーとスマホの2台持ちをしたいときにはこちらの選択肢となります。
ベーシックプランってなに?
一番上に、ギガ数の書いていない「ベーシックプラン」という物がありますよね。料金も一番安く、使えるプランなら使いたいと思われるのではないでしょうか。
このベーシックプランは高速通信が使えない代わりに、とても遅い200kbpsの通信が使い放題というプランです。
200kbpsがどのくらい遅いかというと、LINEやメールの送受信など軽い通信では問題ないものの、ウェブサイトを見たり、動画を見たりするのはストレスがかかるくらいの通信速度です。
ストレス無く使いたい場合は、1つ上の3.1GBプランを契約しましょう。
スーパーホーダイプラン
プランS 2GB |
プランM 6GB |
プランL 14GB |
プランLL 24GB |
||
---|---|---|---|---|---|
月額 | 1年目 | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 |
2年目 | 1,480円 | 2,480円 | 4,480円 | 5,480円 | |
3年目~ | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 | 6,980円 | |
データ量 | 2GB | 6GB | 14GB | 24GB | |
速度制限 | 高速通信容量を使い切っても1Mbpsで使い放題 | ||||
通話 | 10分以内なら何度でも無料 ※10分を超える分は10円/30秒 |
||||
特別割引 | 楽天会員でダイヤモンド以上のランクなら 申し込み後1年間、上記料金から500円引き |
楽天モバイルのスーパーホーダイプランは、高速通信容量(ギガ数)を使い切っても1Mbpsで使い放題になるデータ回線と、10分以内の国内通話が何度でも無料になるかけ放題がセットになったプランです。
2018年12月現在、スーパーホーダイの提供はドコモ回線のみ提供しており、au回線では提供していません。
スーパーホーダイプランは、契約時に1年から3年の最低利用期間を選ぶことができ、3年を選ぶと最も割引額が多くなる代わりに縛られる期間も長くなります。
他にも、楽天会員のダイヤモンドランク以上なら、一年間500円引きになるなど、ヘビーユーザーが優遇されているのも特徴です。
LINEモバイルの料金プラン
LINEモバイルには、3つの料金プランに分かれています。それぞれカウントフリーになる対象が異なりますので、どのサービスをよく利用するかで選ぶプランが変わります。
LINEモバイルの料金プランは、ドコモ回線とSoftBank回線で同一のプランを提供しています。
LINEフリープラン
通話SIM | データSIM(SMS付き) | データSIM | |
1GB | 1,200円 | 620円 | 500円 |
カウントフリー対象 |
LINEフリープランは、「通話SIM」「SMS付きデータSIM」「データSIM」の3種類から選ぶことが出来ます。どのSIMの種類を選んでも高速通信容量は1GBです。この高速通信容量を使い切ってしまうと、200kbpsというとても遅い速度に制限されてしまいます。
ただし、LINEフリープランの場合はLINEで「音声通話」「トーク」「画像・動画の送受信」「タイムラインの閲覧」をしても高速通信容量を消費しません。これがカウントフリーと呼ばれるものです。
高速通信容量を使い切ってしまった場合、200kbpsに制限されてしまいますが、カウントフリー対象のLINEを使う場合はこの制限がかからずに、快適に使うことが出来ます。
LINEフリープランは、LINEモバイルの中で唯一データSIMがあるプランです。「LINEさえ使えればいい」という方には最もお得に使えるプランになります。
コミュニケーションフリープラン
通話SIM | データSIM(SMS付き) | |
3G | 1,690円 | 1,110円 |
5G | 2,220円 | 1,640円 |
7G | 2,880円 | 2.300円 |
10G | 3,220円 | 2.640円 |
カウントフリー対象 |
コミュニケーションフリープランは、横軸の「通話SIM」と「SMS付きデータSIM」のどちらかをえらび、縦軸のデータ通信容量を選びます。
データ通信容量は、LINEフリープランに比べて3GBから10GBと選択肢が多くなっています。加えて、カウントフリー対象もLINEのほかに、Twitter、Facebook、Instagramが対象です。
これらのSNSを毎日使う方は、ギガ数を気にせず使うことが出来るので、お得度が高いプランと言えます。LINEモバイルの中で最も選ばれているプランではないでしょうか。
LINEコミュニケーションプランは、大容量の通信プランを選べるので、ゲームや動画視聴など、SNS以外でも通信を使いたい方にオススメのプランです。
MUSIC+プラン
通話SIM | データSIM(SMS付き) | |
3G | 2,390円 | 1,810円 |
5G | 2,720円 | 2,140円 |
7G | 3,280円 | 2,700円 |
10G | 3,520円 | 2,940円 |
カウントフリー対象 |
MUSIC+プランは、上記のコミュニケーションプランにLINE MUSICをカウントフリー対象に加えたプランです。
これにより、LINE MUSIC(月額750円)に加入すれば、SNSが使い放題に加えてLINE MUSICも使い放題になります。
プランとしては最も高くなりますが、使い放題の幅が増えるため、その分消費するギガ数も抑えることが出来ます。
2年間の総額で比較
プランだけ見ても分かりにくいので、2年間の総額を比較してみましょう。比較対象は「スーパーホーダイS」プランと「コミュニケーションフリープラン3GB」です。MUSIC+プランはLINE MUSICを使うことが前提となるため、比較対象としてあまり適切では無いと判断しました。
楽天モバイルのスーパーホーダイは、「楽天SIMアプリ」で高速通信をOFFにしたり、高速通信容量を使い切った後も1Mbpsという通信速度で使い放題のプランです。
使い放題なので、SNSや動画、ゲーム、音楽配信サービスの利用は問題なく通信することが出来ます。SNSのみ使い放題のLINEモバイルと比べると、使い放題の幅が広くて有利と言えるでしょう。
まずは、1回線だけを契約したときの総額です。初期費用として契約時の事務手数料を計算に入れています。
楽天モバイル | LINEモバイル | |
事務手数料 | 3,394円(税抜き) | 3,400円(税抜き) |
2年間の総額 | 1,480円×24=35,520円 | 300×3=900円 1,690円×21=35,490円 |
合計 | 38,914円 | 39,790円 |
楽天モバイルの方が876円安くなりました。ただ、楽天モバイルの場合は2年以降は通常料金の2,980円に戻ってしまうため上記料金よりも高くなります。
LINEモバイルは、契約後3ヶ月間は月額基本料が300円になるキャンペーンを行っています。
どちらも、高速通信容量を使い切った場合のギガ数追加購入は考慮していませんので、ギガ数が足りない方は追加購入費用や、料金プランをあげる必要があるので高くなります。
では、4回線を契約した時を比較してみます。
楽天モバイルは「スーパーホーダイS」プランを4回線契約、LINEモバイルは、「コミュニケーションフリープラン3GB」を4回線契約したものとします。
楽天モバイル | LINEモバイル | |
事務手数料 | 3,394円(税抜き)×1 | 3,000円(税抜き)×1 400円×4=1,600円 |
2年間の総額 | 1480円×24=35,530円 1480円×21×3=93,240円 |
300×3×4=3,600円 1,690円×21×4=14,1960円 |
132,154円 | 15,0160円 |
楽天モバイルの料金については、2回線目以降の事務手数料が無料になったり、3ヶ月間の基本料金が無料になるキャンペーンを行っているので、これを利用するとします。
LINEモバイルでも、2回線目移行の事務手数料が無料になるキャンペーンを行っています。事務手数料の他に、SIMカード発行手数料400円が契約回線分かかります。
こうやって計算してみると、楽天モバイルの方が18,006円も安い計算になりますね。家族で乗り換えるなら、楽天モバイルの方がオススメと言えます。
楽天モバイルの家族で乗り換える方法は、少し複雑な手続きが必要になります。詳しい申し込み方については、楽天モバイルで家族の分はどうやって契約するの?失敗しない契約方法を解説!で詳しく解説していますので参考にして下さいね。
データシェアを比較
楽天モバイル | LINEモバイル |
---|---|
○
あまった通信容量を翌月にシェアできる。 |
△
通信容量をプレゼントすることが出来る。 |
データシェアについては、楽天モバイルではあまった高速通信を翌月に分け合うのに対し、LINEモバイルは手動でプレゼントする手続きを毎回行わなければなりません。
これだけだとよく分からないと思いますので、それぞれ、データシェアの仕組みを簡単に解説します。
楽天モバイルのデータシェアの仕組み
楽天モバイルのデータシェアの仕組みは、やや複雑です。それぞれが好きなプランを契約したあと、シェアグループの管理者になりたい人がメンバーを招待します。シェアメンバーは4回線、オーナーとあわせて5回線まで可能です。(オプション料金はメンバー全員に発生します。)
データシェアを利用出来るのは、楽天モバイルを契約している人なら誰とでもシェアすることが出来ます。家族だけなどの縛りはありません。
シェアグループに参加しているメンバーで高速通信容量(ギガ数)があまったとき、それを翌月に繰り越してメンバー全員にシェアすることが出来ます。
もし高速通信容量があまらなかった場合はシェアすることが出来ません。この場合でも月額オプション代金は発生します。
メンバーそれぞれが独立した契約プランを持っているので、データシェアを解約したり、別のシェアグループに参加したりしても自由です。
LINEモバイルのデータシェアの仕組み
LINEモバイルのデータシェアは、契約したギガ数を「プレゼントする」形でシェアします。一般的なデータシェアのように、自動的にシェアされるわけでは無いので注意して下さい。
データのプレゼント方法は、LINEアプリから行います。データシェアの方法について公式サイトでは以下のように解説されています。
LINEモバイルの利用者同士でデータ通信量を贈り合える機能です。 データプレゼントを利用するには、以下の手順が必要となります。
- LINEモバイル公式アカウントと友だちになる
- マイページにログインし、契約情報にある「利用コード」を確認する
- LINEモバイル公式アカウントのメニューより、「利用者連携」を選択し、「利用コード」を入力する
- LINEモバイル公式アカウントのメニューより、「データプレゼント」を選択し、データ通信量をプレゼントしたい友だち(LINEモバイル利用中の友だち)を選択
マイページのデータ残量で表示されているデータプレゼントは、データプレゼントを受けたデータ量のことであり、前月繰越分のデータ通信量がなくなった後に消費されます。
このように、データプレゼントでは手動でデータ通信量を送ってシェアします。1回にプレゼントできるデータ量は、500MB/1,000MB/1,500MB/2,000MB/2,500MBと決まってはいるものの、契約しているギガ数内であれば一ヶ月の内にプレゼント出来る通信量に上限はありません。
LINEモバイルのデータシェアについて具体例を出すと、例えば、LINEモバイルを家族4人が契約し、楽天モバイルのデータシェアのように分け合いたいとします。
メイン回線が10GBを契約し、残り3人が3GBを契約したとします。メイン回線の10GBを契約した管理者は、毎月月初めに3人にデータをプレゼントする作業が必要です。仮に、1500MB(1.5GB)を3人に分けるとすると、3回手続きを行うことになります。これはちょっと面倒くさいですよね。
データプレゼント機能は便利ですが、シェアすることを前提に考えると楽天モバイルの方が良いと思います。LINEモバイルは家族で使うと言うより、お一人様向けと言えるかもしれません。
通信速度と通信制限を比較
楽天モバイル | LINEモバイル | |
---|---|---|
最大通信速度(理論値) | 受信時最大 500Mbps 送信時最大 50Mbps |
受信時最大 375Mbps 送信時最大 50Mbps |
速度制限(ドコモ回線) | 組み合わせプラン 200kbps スーパーホーダイ 1Mbps |
ギガ数を使い切ったら200kbps |
速度制限(ドコモ回線以外) | 200kbps
|
ギガ数を使い切ったら200kbps |
余った高速通信容量を翌月に繰り越し | ○ | ○ |
高速と低速の切り替え | ○
低速に切り替えれば高速通信容量を消費しない
|
× |
低速時の高速通信 (バーストモード) |
× | × |
高速通信容量の 追加チャージ料金 |
100MB:300円〜1GB:980円 |
0.5GB 500円/回
|
両社の最大通信速度は大きな差がありますが、実際に出る通信速度については、両社ともにほとんど変わりありません。スピードテストで計った結果は場所と時間に左右されるので、あまり参考になりませんが、楽天モバイルの方がやや速いような気がします。
また、ギガ数を使い切った後の速度制限は両社で若干違いますので注意して下さい。
そのほか、通信速度の高速と低速の切り替えは、楽天モバイルは対応していますがLINEモバイルは対応していません。
楽天モバイルでは、契約後に導入する「楽天SIMアプリ」から簡単に高速通信のONとOFFを切り替えることが出来ます。高速通信をOFFにすると、通信速度が1Mbps(スーパーホーダイプランの場合)に制限されますが、高速通信容量を消費しないので実質使い放題になります。
通信速度以外では、両社ともにあまった通信量は翌月に繰り越す事が出来ます。もし高速通信を使い切ってしまった場合は追加購入することが出来ます。楽天モバイルの場合は1GBを980円で購入できるので、LINEモバイルよりもMB当たりの単価は安いですね。
サポート体制を比較
楽天モバイル | LINEモバイル | |
電話・チャット | ○ | ○ (いつでもヘルプ) |
店舗 | ○ | ○ |
オプションによるサポート | ○ | × |
両社とも人気の格安SIM会社ですので、サポート体制は充実しています。どちらも公式サイトでチャットによる申し込みサポートを提供していたり、店舗による乗り換え手続きを行っていたりします。
ただ、LINEモバイルはオプションによる追加サポートは提供していません。サポート体制で有利なのは楽天モバイルでしょうか。
楽天モバイルは、契約後に導入する「楽天モバイルSIM」アプリから簡単にチャットサポートが受けられるので、困ったときは非常に助かります。
さらに、楽天モバイルの販売員が自宅に出張して申し込み手続きを行ってくれたり、写真やアドレス帳のデータ移行を移行してくれるサービスも別途有料で提供しています。
詳しくは公式サイトに書いてありますが、オプションによる追加サポートも楽天モバイルの方が充実していますので、サポート体制で選ぶなら楽天モバイルがオススメです。
オプションで比較
楽天モバイル | LINEモバイル | |
無料メール | ○ 楽天メール(@rakuten.jp) |
× |
Wi-Fiスポット | ○ (BBモバイルポイント・Wi-Fiスクエア) |
○ (SECURED Wi-Fi) |
端末保証 | ○
新規購入・持ち込み端末共に |
○
新規購入 450円/月 |
通話定額 | 10分かけ放題 850円/月 (スーパーホーダイプランはコミコミ) |
10分かけ放題 880円/月 |
未成年向けフィルタリング | ○ iフィルター マルチデバイス(3台) 300円/月 |
○ iフィルター マルチデバイス(3台) 無料 |
セキュリティソフト | ○(マカフィー)
シングル版300円/月 |
○(ウィルスバスター)
マルチデバイス版3台 |
オプションサービスについては、両社ともに充実しています。
注意点としては、LINEモバイルには独自メールアドレスの提供がありませんので注意して下さい。セキュリティソフトについては、楽天モバイルがマカフィーに対し、LINEモバイルはウィルスバスターです。どちらも大差ありませんが、好みがある方は気をつけて下さい。
Wi-Fiスポットについては、楽天モバイルの方が69,000カ所以上のスポットで使えますが、LINEモバイルのWi-Fiスポットは49,000カ所と少なめです。
両社のWi-Fiスポットは提供事業者が異なるので、使えるWi-Fiスポットをよく確認してから選んだ方が良さそうです。
上記以外にも、以下のようなオプションを提供しています。
楽天モバイル | LINEモバイル | |
---|---|---|
留守番電話 | ○ 300円/月 スマート留守電 290円/月 |
○ SoftBank回線:無料 ドコモ回線:300円/月 |
キャッチホン/割込電話 | ○ 200円/月 |
○ 200円/月 |
転送電話 | ○ | ○ |
迷惑電話ストップサービス | ○ | ○ SoftBank回線:100円/月 ドコモ回線:無料 |
国際ローミング | ○ | ○ SoftBank回線は無し |
国際電話 | ○ | ○ |
使い方/設定の電話サポート | ○
あんしんリモートサポート(月額500円)
スマホ以外にも、家電製品やパソコンなどあらゆる製品のサポートを受けられる。 スマホの初期設定や使い方に関しては遠隔操作によるサポートを受けられる。 |
× |
プラン変更 | ○
25日23時59分までに変更申し込みで翌月適用
|
○
月末日までに変更申し込みで翌月適用
|
留守番電話やキャッチホンなど、メジャーなオプションには特に差がありません。どちらを選んでも問題ないでしょう。
ただ、サポートのオプションでは両社の違いが出ています。楽天モバイルのサポートオプションは、スマホの操作やトラブルに限らず、パソコンや家電製品のサポートも行ってくれます。サポート方法は、電話、チャット、メールに対応しています。
特筆すべき点は、スマホとパソコンは遠隔操作でのサポートに対応している点です。必要なアプリをインストールすれば、あとはオペレーターがダイレクトに操作して解決してくれます。
電話やメール、チャットでの説明だけでは分かりづらい事も、遠隔操作なら全てお任せで対応してくれるのは有り難いですよね。
対してLINEモバイルのサポートオプションは特に提供していません。サポートは、LINEモバイルの公式サイトで案内されているLINEの公式アカウントにトークするか、サポート窓口に電話するかになります。
遠隔などのサポートは行っていませんので、ある程度は自力で解決できる能力が求められます。
解約金や最低利用期間を比較
楽天モバイル | LINEモバイル | |
---|---|---|
最低利用期間 |
・データ通信専用SIM:なし ・音声通話SIM:利用開始月を1ヶ月目として12ヶ月目まで ・スーパーホーダイプランは1年から3年まで選ぶことが可能。 |
・データ通信専用SIM:なし
|
解約金 | 9,800円 | 9,800円 |
MNP転出手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
SIM再発行手数料 | 4,000円 | 3,000円 |
最低利用期間については、両社ともデータSIMはなし、音声SIMはアリというのは同じです。大きく違うのは、LINEモバイルの利用開始翌月から12ヶ月目の末日までという点です。
楽天モバイルは、利用開始月から12ヶ月間なので、契約期間は12ヶ月です。12ヶ月目に突入すれば解約しても解約金がかかりません。しかし、LINEモバイルの場合は利用開始の翌月から起算して12ヶ月目の末日までです。つまり、13ヶ月後の末日まで契約しなければならいということになります。
例えば、楽天モバイルとLINEモバイルを同じ7月に契約した場合の更新月は、楽天モバイルが翌年の7月になるのに対し、LINEモバイルは9月になります。更新月を含めると合計で14ヶ月契約することになる点に注意が必要です。
その他、解約金やSIM再発行手数料などは両社同じです。
端末の充実度と安さで比較
端末の充実度で言えば、「楽天モバイル」の圧勝です。楽天モバイルの場合は、中国HUAWEIや台湾ASUS、SHARPはもちろんのこと、中国OPPOや台湾HTC、ONKYOなど、41機種も販売しています。(2018年12月現在)
一方LINEモバイルの場合は、中国HUAWEIと台湾ASUS、SHARPのラインナップをメインとし、米モトローラの機種も販売しています。端末の合計は11台でした。(2018年12月現在)
両社で扱っている機種もあれば、扱っていない機種もあるので、一概にどちらが良いとは言いにくい状況ですが、それでも楽天モバイルの取り扱い端末数は群を抜いていますね。
楽天モバイルなら、楽天カードで端末の支払いをすると24回まで分割手数料が無料になるので、家族全員で新しい端末を購入して乗り換えたいという場合なら、楽天カードを作ってから申し込みをするのがオススメです。
さらに楽天モバイルでは、4ヶ月に1回、楽天スーパーセールという大規模なセールを開催し、人気機種を500円以下で販売するなど、端末の安さも人気の1つです。
特に、最新機種の取り扱いは楽天モバイルの方が強いので、「安くて良い物が欲しい」という方は、楽天モバイルがオススメです。
SNS向きはどっち?
両社を比較する主な理由として、「SNSを好きなだけ使える回線が欲しい」というのがあります。LINEモバイルの場合は「カウントフリーオプション」があるので、対象のSNS利用では高速通信を消費せずに好きなだけ通信を行うことが出来ます。
対して楽天モバイルは、高速通信をオフにすれば1Mbpsの通信速度で使い放題になる「スーパーホーダイ」プランがあります。
このプランはどちらがSNSに向いているのか迷っている方も多いのでは無いでしょうか。どちらを選べば幸せになれるのかは、利用したいSNSサイトによって決定します。
カウントフリーオプションの対象SNSをメインに使うならLINEモバイル、対象外のSNSを使いたいなら「スーパーホーダイ」ということになります。
カウントフリーオプション対象サービス
- LINE
- LINE MUSIC(有料)
これらの対象サービスを思い切り使いたいなら、LINEモバイルがオススメです。
もし、カカオトークやViberなどのカウントフリーオプション対象外のSNSを使いたい場合や、動画やゲーム等をまんべんなく使いたいなら、スーパーホーダイ一択ですね。
カウントフリーオプション対象外サービス
- カカオトーク
- Google+(ハングアウト)
- アメーバピグ
- Viber
- mixi
- GREE
- モバゲー
- pixiv
スーパーホーダイは、ギガ数を使い切った後や、「楽天SIM」アプリから高速通信をOFFにすれば、1Mbpsという速度で使い放題になるプランです。
この1Mbpsの通信速度でどのくらいのことが出来るかというと、下図のようにほとんどが問題なく使うことが出来ます。
ですので、カウントフリーオプション対象外のサービスや、ゲーム等を存分に楽しみたいという場合はLINEモバイルよりも楽天モバイルがオススメです。
楽天モバイルはこんな人にオススメ
楽天モバイルをオススメする人は、「とにかくオールマイティに全てのサービスを安く使いたい!」という方です。スーパーホーダイなら1Mbps使い放題なので、特定のサービスに限らず全てのサービスが使い放題です。
また、日常で使うでんきやガス、ネット回線なども全て楽天で統一して楽天ポイントを貯めたいという方にもオススメです。
これら楽天のサービスをすべて楽天カードの支払いにまとめれば、あとは何もしなくても毎月数千ポイントも楽天ポイントを貰うことが出来るのでオススメです。
楽天カードのキャンペーンはこちら 貯まったポイントは楽天市場でお買い物に使えるほか、楽天モバイルの支払いに使ったり、楽天トラベルで旅行につかったりする事が出来ますので、利便性が高いポイントです。ちょっとしたお小遣いとしてつかったり、年に1回の贅沢旅行に使ったりと、選択肢が多いのが魅力ですね。
どちらが良いか迷った場合は、楽天モバイルがオススメです。
LINEモバイルはこんな人にオススメ
LINEモバイルは、カウントフリーオプションの対象サービスをよく利用する方にオススメです。対象のSNSなら、ギガ数を気にせず高速通信でサービスを利用することが出来るので、楽天モバイルのスーパーホーダイよりも安く使うことが出来ます。
また、LINEの年齢認証が出来るのも特徴です。LINEの年齢認証は他の格安SIMでは対応していませんので、LINEをメインに使う方なら絶対に欲しい機能ですよね。
LINEしか使わない!というような場合や、子供向けに格安でスマホを持たせたいときなど、LINEさえ使えればいいプランを探している場合は、LINEフリープランが最も安くてオススメです。
楽天モバイルとLINEモバイルはどっちがお得?まとめ
以上が楽天モバイルとLINEモバイルの比較結果でした。
比較して感じますが、楽天モバイルの方が利便性が高く、楽天ポイントとの連携が最強ですね。迷ったら楽天モバイルを契約することをオススメします。
楽天モバイルは、2019年10月にキャリアとしてサービスを開始するなど、MVNOの枠を超えて事業展開を目指しているので本気度が違います。サービスの質やサポート体制、店舗数なども、これからどんどん増えていくと思います。
楽天モバイルを選べば間違いないと思いますが、LINEモバイルにはLINEフリープランという格安で使えるプランがあります。LINEをメインで使いたいならオススメできるプランです。
格安SIMに乗り換えると、月額何千円という単位で一気に節約することが出来ます。迷っているとどんどんキャリアへの支払いで苦しくなりますよ。この機会に是非乗り換えましょう!